
「訪問販売=悪質業者」なのでしょうか?
実際のところ、外壁塗装の訪問販売では悪質業者は確実に存在します。しかし、中には優良業者による訪問販売もあるのです。だからこそ、悪質なのか優良なのか自分で判断できる知識を持っておくべきなのです!
突然やってくる訪問販売が信頼できる外壁塗装業者なのか、見極める方法をご紹介していきますので、あなたの家や貯金を守るためにもしっかり頭に入れておいてくださいね♪
外壁塗装の悪質訪問販売業者による営業トークと手法
実際にあった外壁塗装の悪質訪問販売業者による営業トークと手口は以下の通りです。
外壁の劣化を大げさに言い不安を煽る
「外壁の劣化が激しいので早急に工事しないと倒壊する」など住居者を不安にさせる言い方をする訪問業者には注意が必要です。地震や台風などの後に多い手口です。
無料をアピールしてくる
「無料点検」「足場無料」など、やたら無料をアピールしてくる訪問業者は悪質な手口の1つです。無料の裏には見積書を異常に高くしていたり、何かしらを手抜きすることが多いので覚えておきましょう。(適正な見積もりの内訳詳細はこちらから)
契約をやたら急かす
「今なら〇〇円です」「今日契約すれば…」と言うように、家族との相談の場を持たせないような契約の仕方は非常に怪しいです。優良業者なら、家族と相談したいと言えば快く対応してくれるはずです。
塗料の耐用年数が長すぎる
外壁塗装に使う塗料の耐用年数は、10~20年前後で寿命が来るのが通常です。それを「30年持ちます!」「永久にメンテナンスフリーです」という言葉は信じてはいけません。またオリジナル塗料を勧めてくる場合も注意しましょう。
悪質訪問業者の断り方
悪質訪問業者はある日突然やってくるので、断り方を知らないと口車に載せられてあっという間に契約までさせられてしまいます。悪質業者でも最初はどの人も気さくで愛想もよく、見た目では判断できません。
曖昧な言葉を並べては巧みな返答をされてしまうので、何を言われても訪問業者にはハッキリと断る勇気が必要です。「結構です」の一点張りが良いでしょう!
それでも断りづらい方は、インターホン越しで話すか居留守を使うほうが良いです。対面するとどうしても断りづらくなりますからね。
悪質訪問業者に依頼した場合はどんな工事をされるの?
外壁塗装の費用の大半を占めるのが「塗料」と「人件費」です。そのため、この2つの費用を抑えることができれば会社的には儲かるということになります。
手抜き工事の詳細は以下の通りです。
- 3回塗りが基本なのに2回しか塗らない
塗る回数を減らせば、塗料が少なくて済み、さらに作業が一日分減るので人件費も浮かせることができます。2回しか塗らずに終わってしまえば、外壁に厚みが無く劣化が早まってしまいます。
- 塗料を水で薄める
水で薄めると、実質塗料の量が増えるため節約できます。さらに粘着性がなくなるので塗りやすくなり短時間で終わらすことができるのです。何より外壁の耐久性が下がるので何のために塗装をしたのかわからない結果になります。
- 塗装した部分をしっかり乾燥させずに次に進む
外壁塗装はしっかりと乾かせてから次に進むのが鉄則です。そうしなければ塗料の密着性が弱まり剥がれやすくなるからです。乾かす時間を設けなければ早く工事が終わるため人件費が浮きます。
まとめ
こういった悪質な訪問販売業者は、高齢者を狙います。近年では、工事の現場を直接見られることのない共働き夫婦をターゲットにしているケースも増えているようです。
どちらにせよ、突然現れる訪問販売業者には「即決しない」ということが大前提にあります。必ずしも訪問販売のすべてが悪質業者ではありませんが、その可能性は大いにありますので、注意が必要です。
悪質かどうかを判断するには上記でもご紹介した「悪質外壁塗装業者の営業トークと手口」のようなことがないかを確認し、見積もりが高すぎないか複数社の相見積もりを取ることをおすすめします。
「訪問販売業者から見積もりを取るとどうなる?悪質外壁塗装のトークと手口」をもう一度チェック!