武漢からの帰国者を受け入れた勝浦ホテル三日月!大丈夫なの?

新型コロナウイルスによる肺炎で封鎖された中国の武漢市から帰国した邦人191人を隔離するため、千葉県勝浦市の「勝浦ホテル三日月」が帰国者を受け入れました。

元々予約が入っていたお客様には、政府の要請で対応施設になったということを伝え、車で20分離れた隣の鴨川市の「鴨川スパホテル三日月」への振替宿泊を依頼したようです。

そこまでして、受け入れをしてくれた勝浦ホテルさんに称賛の声が多数上がっています。

帰国者の状況は?

帰国者は全員で191人。でもホテルの部屋は177室しかないため一部が相部屋となっているが、風呂とトイレは部屋に備え付けのものを使用し、部屋からは一切出ないようにしているようです。

食事や飲み物はホテル側が弁当と3種類の飲み物、果物を朝昼晩と1日に3回、各部屋の前に置く方法をとっているようなので、ホテル職員と帰国者の接触はありません。お皿やコップも使い捨ての紙を使うという徹底ぶりです。

医療体制も、車で40分ほど離れた鴨川市の亀田総合病院の看護師がホテルに常駐し、医師はなにか問題があれば駆けつけるようにしています。

亀田総合病院は感染症科があるため、対処法としてはプロフェッショナルなのです。

相部屋で2人の感染者が!

30日、なんと相部屋をしていた帰国者の中のうち、40代男性と50代女性にコロナウイルス感染が判明しました。

この二人は、すぐさま鴨川市の亀田総合病院に運ばれました。

ただ、この二人は感染が判明したものの、症状は出ていないので、感染リスクは低いと言われています。実際に、感染者と同じ部屋にいた人の体調の異常も確認されていません。

勝浦ホテルの相部屋の方たちのリスクも考え、相部屋解消のため、一部を警察大学校(東京都府中市)に移送したそうです。

勝浦ホテル三日月ってどんなホテル?

勝浦ホテルは、千原ジュニアが宣伝部長としており、幅広い年齢層の方から人気のあるホテルです。

絶景を見ながら入る展望温泉↓

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豪華なバイキング↓

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他にも約30種のユニークな湯船が揃う全天候型スパドーム!水着を着て入る温泉なので、家族みんなではいることができるのが嬉しいですね。

室内はもちろん外の温泉もたくさんあるので、小さなお子さんまで楽しめます。

まとめ

勝浦ホテルは昨年10月に台風19号が直撃した際にも、停電や断水の被害にあった人々に大浴場を無料開放しています。

SNSでは、「千葉の誇り」「リスペクトしています」といったような称賛の声が多い中、「観光地だから心配」「隣町なのでなんだかコンビニに行くのも不安」という声も出ています。

その不安は誰でも当たり前に持っていると思います。お年寄りや小さいお子さんがいる人なら余計に・・・。

でも、勝浦ホテルの経理理念は「地域貢献」。

「みなさんが大変なときに助けてあげなければ意味がない。なんのためのホテルだ。」

と、不安がっていた職員に社長は言ったそうです。

今、勝浦ホテルは2月12日まで予約ができなくなっています。

風評を恐れず帰国者を受け入れてくれた勝浦ホテルには本当に尊敬しかありません。

これ以上感染者が広がらないことを祈ります。