外壁塗装の適正な見積もりのチェックポイント|内訳や注意点・費用相場

外壁塗装を検討している方にとって、費用は非常に大事なポイントです。決して安くない外壁塗装だから、高い見積もりを出されないように、事前に適正な見積もり額を知っておく必要があります。

きちんとした見積もり内容の詳細を知らないまま契約をしてしまうと、必ずと言っていいほど後になって何かしらのトラブルに発展してしまいます。

こちらでは、外壁塗装の適正な見積もり内訳や費用相場などといった基礎知識をまとめておきましたので、ぜひ参考にして頂き、自信を持って工事に取りかかれるようにしましょう。

外壁塗装の適正な見積もり相場や内訳

外壁塗装の費用は、坪数(塗装面積)によって異なります。あくまでも相場にはなりますが、事前に把握しておけばスケジュールも立てやすくなるはずです。

外壁と屋根の塗装を同時に工事をすれば、足場代を節約することができるので、長い目で見れば結果的に費用を抑えることが可能になります。

では、外壁塗装の相場を紹介していきます♪

坪数(塗装面積) 外壁塗装のみの場合の費用相場 外壁と屋根を同時にした場合の費用相場
20坪(79㎡) 約40~80万円 約70~110万円
30坪(119㎡) 約60~100万円 約80~120万円
40坪(158㎡) 約80~130万円 約100~140万円
50坪(198㎡) 約100~160万円 約120~180万円
60坪(238㎡) 約120~200万円 約150~210万円

 

外壁塗装の見積書に記載されている工事項目と内容

見積書の内容はきちんと確認したほうが良いポイントです。専門用語などで私達が見てもわからないと思ってあやふやにされる場合があるからです。

外壁塗装の見積書内訳を解説しますので、参考にどうぞ♪

項目 内容
仮設足場 職人が安全に作業するための足場。単管足場とピケ足場のどちらかが多く使われる。
飛散防止ネット 高圧洗浄や塗料が飛び散らないようにするネット。
養生 塗装しない部分をテープやシートで保護します。
高圧洗浄 80~150キロ圧の高圧洗浄機で汚れを洗い落とす。
下地調整・クラック処理 劣化部分を補修する作業。
下塗り 中・上塗りの密着性を高めるために整える作業。シーラー・プライマー・フィラーを使うことが多い。塗料名を記載されているかチェックしましょう!
中塗り・上塗り 費用の大部分を占める項目。アクリル・ウレタン・シリコンなど塗料の種類が記載されているか確認しましょう!塗料メーカーは「日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研」の三大メーカーならまず安心です。
付帯部 軒天・破風板・雨樋などの壁面と屋根以外の細かい部分の塗装
諸経費 ゴミの破棄にかかる費用や交通費、業者の利益などの価格

 

外壁塗装の見積もり費用相場一覧

気になる外壁塗装の見積もりにおける費用相場をご紹介します。工事状況や業者によって異なりますのであくまでも目安として考えてください。

工事工程 価格相場/㎡ 30坪の場合の価格相場
仮設足場 700円 69,300円
飛散防止ネット 120円 11,880円
養生 400円 39,600円
高圧洗浄 200円 19,800円
下地調整・クラック処理 600円 ※一式と記載される場合もあり 59,400円
下塗り 700円 69,300円
中塗り・上塗り 中塗り(2,500円)+上塗り(2,500円) 495,000円(中塗り・上塗り含む)
付帯部 800円 79,200円
諸経費 工事総額の5~15%程度 80,000円

 

上記のように、見積書には各工事工程と価格単価を記載しているかどうかをしっかり確認するようにしましょう。優良業者ほど具体的に作成してくれるはずです!

 

失敗しない外壁塗装の見積書の5つの注意点

外壁塗装を行う場合にとても重要な見積書の注意点がいくつかあります。悪徳業者と契約してしまうことのないようにしっかりと確認しておいてください。5つの注意点は以下の通りです。

1.塗料が3度塗りされているか

「下塗り、中塗り、上塗り」と3回塗りが基本で、この工程をきちんとしないと剥げてくるのもかなり早まります。悪徳業者は塗料を節約しようと回数を減らす手口が非常に多いのが現状です。

2.「一式」とまとめられていないか

「塗料一式〇〇円」というような書き方をする業者さんもいます。一式にされてしまうと具体的な工事がわからず曖昧にされてしまうので、きちんとこちらが納得するまで質問をするようにしましょう。

3.足場が無料となっていないか

無料と聞くと嬉しくはなりますが、足場代は10万円ほどかかるのが通常です。無料を内訳に含めている業者は確実に他の項目で費用を上乗せしていることが多いので注意しましょう。

4.施工保証が5年程度あるか

外壁の剥がれや色あせ、シーリングのひび割れなどと言った不具合が起きても、保証期間なら無料で補修してくれる制度です。5年前後が平均的になります。きちんと見積書に記載せれているかチェックしましょう。

5.見積書の有効期限が1~3ヶ月程度あるのか

外壁の劣化が進んだり塗料の値段が上がったりする可能性のために有効期限が存在します。逆に見積書の有効期限が数日しかない場合は、悪質な業者の場合が多いため注意が必要です。

 

外壁塗装の悪質業者に騙されないために

不安になる見積書をもらわないために、悪質業者かどうかを見抜く知識を把握しておく必要があります。怪しいなと思ったら以下のようなことをするようにしましょう。

悪質業者に騙されないために!
  • そもそも訪問販売業者には疑いの目を持つ
  • 絶対に即決はしない
  • はっきりと断る勇気を持つ
  • 依頼しようとする業者の情報収集を自分でしておく
  • 表札や郵便ポストなどにマーキングをされていれば消す

最後の項目は恐ろしいことに悪質業者が事前に調査し、記号をマーキングするケースがあります。「○・✕・S・F・M・SS・ア・ウ・R・外」といったマーキングを見つけたら即座に消しましょう!見込みがある、土日休みなどの意味があります。

さらに、マーキングはシールの場合もあり、赤なら見込みあり、黒なら見込みなしという意味合いもあるようなので不自然なシールが付いていたら剥がしておきましょう。

 

まとめ

外壁塗装の費用は、建物の大きさだけではなく劣化状況や塗料によって異なってきます。これまでご紹介してきた費用は確実な適正価格とは言えませんが、参考になると幸いです。

見積書は、トータルの金額だけを見るのではなく、何にいくらかかっているのかどうかを細かい詳細までしっかり確認することで、適正価格かどうかを見極めることができるかと思います。

悪徳業者に騙されない外壁塗装の攻略法をもっと知りたい方は「外壁塗装・補修の相談窓口|リフォームで失敗しない攻略マニュアル」をご覧ください♪